シミックグループが社会貢献活動の一環として、中村キース・へリング美術館と共催している「中村キース・へリング美術館 国際児童絵画コンクール」が、公益社団法人企業メセナ協議会による「メセナアワード 2022」優秀賞を受賞しました。
「メセナアワード」は、企業メセナ協議会によって、企業によるメセナの充実と社会からの関心を高めることを目的に、 1991 年に創設されました。日本国内に所在する企業や企業財団、またそれらの連合体を対象に、有識者による選考の上、特に優れたメセナ(芸術文化振興による豊かな社会創造)活動を表彰しています。本年は、166件の対象案件の中から、大賞 1 件、優秀賞5件が 選出されました。
評価ポイント
独自性の高い施設とコンクールを通じて、社会課題を考え発信する場を提供している。
世界を対象にアートの裾野を広げ、子どもたちの豊かな感性を育んでいる。
中村キース・ヘリング美術館 国際児童絵画コンクールについて
「中村キース・へリング美術館 国際児童絵画コンクール」は、子どもたちの未来への希望と愛・平和を願うキース・ヘリングの意志を受け継ぎ、世界で唯一キース・ヘリング財団の許可を受けた子どもたちのための国際絵画コンクールで、2009年から山梨県北杜市にある「中村キース・ヘリング美術館」と共催しています。
美術館は、当社創業者でCEOの中村和男が蒐集した1980年代アメリカ美術を代表するアーティスト、キース・へリングの作品を中心に「混沌から希望へ」というテーマのもと、社会への問題提起とともにその作品世界に没入できる空間となっています。生涯を通じて児童福祉教育や世界中の子どもたちとのワークショップ開催など、未来への希望と愛・平和を願ったヘリングの遺志を受けつぎ、同コンクールではアートを通して自分自身の思考や想いを自由に、無限に表現できる大切さを伝えています。
コンクールは、毎年4歳から18歳までの児童を対象に年齢別3部門に分け、国内外の学校や絵画教室などから平面作品を幅広く募集しています。多様な分野で活躍する国際色豊かな審査員により、受賞作品約30点を決定し、10月末に授賞式と子ども向けワークショップを開催します。その後受賞作品は美術館と当社総合受付にて展示されます。2021年度は過去最多の24ヶ国・地域から1,708点(うち海外651点)の応募がありました。
シミックグループ創業30周年、美術館開館15周年の節目にあたる2022年は、新たに「環境」を考えるコンクールとしてテーマをリニューアルしました。過去の受賞者の中からは本格的にアーティスト活動を始めた方もいらっしゃいます。コンクールは、今の社会課題に焦点をあて、次世代のアーティストたちの声を発信する場を提供し続けています。
シミックグループはこの活動を通じて、異なる人種と宗教、文化と環境への理解を深め、そして、子どもたちが自由にグローバル社会へ羽ばたく機会を提供し、広く社会に貢献することを目指して参ります。
「メセナアワード」公式サイト:
https://www.mecenat.or.jp/ja/mecenat_awards/mecenat_awards
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