2022年12月6日
harmo株式会社
harmo株式会社は、慶應義塾大学薬学部 医薬品情報学講座(所在地:東京都港区、教授 堀 里子)と「電子お薬手帳を基盤としたPersonal Health Record (PHR)活用による治療最適化に関する研究」に関する共同研究契約を締結し、この度「電子お薬手帳を活用した内服薬の飲みやすさ・扱いやすさに関するアンケート調査」を開始いたしました。
患者さんを中心にした医療(ペイシェント・セントリシティ)の重要性が再認識されていますが、実臨床の場において患者さんから直接情報を収集した研究(リアルワールドデータ)はこれまでほとんどありませんでした。そこでこの度、harmo株式会社が持つ「harmoおくすり手帳」を用いたPHRデータを通して、実臨床の場における患者さんからの直接の評価を収集する共同研究を実施することになりました。
本研究は、harmo株式会社が持つ電子お薬手帳を基盤としたPHRを活用し、治療最適化のためのエビデンスを創出することを目的としています。 具体的には、以下の2点について研究を実施します。
- ●電子お薬手帳を基盤としたPHRと患者服薬ニーズに関するデータの収集・解析により、患者選好に基づく育薬(医薬品・製剤最適化)のためのエビデンス創出
- ●電子お薬手帳を基盤としたPHRと患者アウトカムデータの収集・解析により、薬物療法の個別最適化のためのエビデンス創出
本研究調査の第1弾として、「お薬手帳を活用した内服薬の飲みやすさ・扱いやすさに関するアンケート調査」を2022年12月より開始いたしました。
これは、「harmoおくすり手帳」のユーザーを対象に、カプセル剤、錠剤のいずれかが処方された20歳以上の方を対象に複数回に渡りアンケート調査を実施するものです。アンケートから内服薬の「飲みにくさ」「使いにくさ」に対する生の声を収集し、より実臨床に即した飲みやすい薬の設計や処方デザインの改善に繋がる知見を得ることを目的としています。
本研究では、今後も複数のユーザーアンケートを実施する計画です。
harmo株式会社×慶応大薬・医薬品情報学講座共同研究Webサイト「PHRでつながる、育薬につなげる。」
https://harmo.keio-di.jp/
※今後、調査結果等は本サイトにて公表する予定です。
【慶應義塾大学薬学部医薬品情報学講座について】
医薬品情報学講座では、情報学を基盤とした学際的なアプローチにより、医療や地域社会における諸課題の解決に取り組んでいます。特に、薬学的視座での疾患予防・治療の個別最適化と医療安全の推進を中心に据えています。リアルワールド(医療現場、地域や生活の場)における“情報”(= 医療・健康情報)の収集、 解析・評価、 検証(ラボワークも含む)、それらを通じた新規のエビデンス・システムの創出までを目指しています。
【お問い合わせ先】
harmo株式会社 事業開発部
E-mail: harmo-bizpro@cmicgroup.com
【harmoユーザー様からのお問い合わせ先】
https://www.harmo.biz/contact/
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