2023年3月1日(水)~3月3日(金)の3日間、タワーホール船堀とWebのハイブリッド形式で開催される「第14回JBFシンポジウム」にて、口頭発表、ポスター発表およびブース出展を行います。
口頭発表・ポスター発表では、弊社研究員がバイオアナリシス分析に関しての発表を行います。現地発表の他、ポスター発表はWeb上での閲覧も可能です。
ブース出展では、バイオアナリシス・非臨床試験などのシミックファーマサイエンスのトータルソリューションをご紹介いたします。核酸やバイオマーカーなどの受託サービスに関するリーフレットもご用意しております。
当日は面談やご相談も可能ですので、会場にお越しの際には是非シミックファーマサイエンスのブース(ブース番号:B6)にお立ち寄りください。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
出展のご案内
イベント名 | 第14回JBFシンポジウム |
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会期 | 2023年3月1日(水)~3月3日(金) |
会場 | タワーホール船堀 |
ブース番号 | B6 |
口頭発表
タイトル | 核酸医薬品バイオアナリシスのための手法比較 |
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日時 | 2023年3月2日(木) 9:00~11:00 |
内容 | 新規modalityとして核酸医薬品が注目されています。核酸医薬品はヌクレオチドがリン酸ジエステル結合で繋がったポリヌクレオチド構造を基本骨格とするため、塩基部やリン酸部のイオン性を活用した測定法の報告が多いです。一方で、核酸医薬品の配列にフォーカスし、相補鎖を用いた Hybridizationを利用した測定法も報告されています。 私たちは、ヌシネルセン(塩基長18merのアンチセンス核酸医薬品)をモデル化合物とし、 Hybridization法を利用したLBA法、LC/FL及びLC/MSの測定系を構築しました。本発表では各手法間の違いと使い分けの提案を行います。 |
演者 | シミックファーマサイエンス株式会社 林 善治 |
ポスター発表
タイトル | Dual-hybridization assayを用いたsiRNA高感度分析法の開発 |
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内容 | アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)やsiRNAに代表される核酸医薬品は、がんや遺伝性疾患等に有用な新規modalityとして注目されています。生体試料中の核酸医薬品濃度分析には、LC-MS法やHybridization LBA法、qPCR法など様々な分析法が開発されていますが、Hybridization LBA法は他の分析法に比べ高感度分析が可能である点や分析法の構築が容易である点がメリットとして挙げられます。 私たちは、核酸配列部分をInclisiran(Leqvio)としたGalNAcリガンド付きsiRNAをモデル化合物とし、siRNA分析の基礎的データの取得を行いました。本発表では実際のデータを用いながらDual-hybridization assayを中心にHybridization LBA法を用いた核酸医薬品のバイオナリシスについて幅広くディスカッションさせていただきたいと考えております。 |
演者 | シミックファーマサイエンス株式会社 羽成 優 |
タイトル | Hybridizationを応用した自動前処理装置を用いたLC-MS/MS法によるオリゴ核酸の定量分析及び従来法による定量分析との比較 |
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内容 | 核酸医薬品のバイオアナリシスにおいて、従来は核酸の特性である、相補鎖との二重らせん構造形成を利用したHybridizationを用いたLBA法による定量が主流でありましたが、LC-MS/MS法による定量の報告も増えてきています。従来のLC-MS/MS法による定量においてはフェノール・クロロホルム法による液々抽出やイオンペア試薬または弱アニオン交換基を利用した固相抽出法による前処理が多用されてきましたが、LBA法による定量で使用されることが多いHybridizationをマトリックスからの抽出に応用すること(Hy-LC-MS法)も報告されています。 私たちは、核酸医薬品としてヌシネルセン(Spinraza)を使用し、フェノール・クロロホルム抽出法、固相抽出法及び自動前処理装置を用いたHybridization法によって前処理を実施した試料について同一のLC-MS/MSを用いてその結果を比較しました。会場では液液抽出法や固相抽出法に対するPros/Cons も含めてHy-LC-MS法の実用性について議論させていただきたいと考えています。 |
演者 | シミックファーマサイエンス株式会社 水落 正慶 |
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