2023年10月26日
シミックホールディングス株式会社
株式会社浜松ファーマリサーチの子会社化に関するお知らせ
当社は、2023年10月26日開催の取締役会において、株式会社浜松ファーマリサーチ(以下、浜松ファーマリサーチという)の全株式を取得し、子会社化することについて決議しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
なお、本件は東京証券取引所における適時開示基準に該当しないため、開示事項・内容を一部省略しております。
記
1. 株式取得の理由
当社グループは製薬企業のバリューチェーンを全面的に支援する独自の事業モデルPVC(Pharmaceutical Value Creator)を持続的成長の基盤として、“個々人の健康価値を最大化”する事業モデルPHVC(Personal Health Value Creator)への展開を目指しております。CRO(医薬品開発支援)事業においては、次世代抗体医薬、核酸医薬、遺伝子治療薬、再生医療、バイオマーカーなど、モダリティの多様化が進む先端領域の有効性・安全性評価・分析から臨床試験、承認申請、市販後まで広範に支援しています。中でも創薬支援事業では、シミックファーマサイエンス株式会社において医薬品GLP(Good Laboratory Practice)、医療機器GLP、再生医療等製品GLPに適合した試験を実施し、安全性や有効性の評価と、新薬開発プランから申請までの開発コンサルティングやメディカルライティングを行っております。
浜松ファーマリサーチは、創薬候補物質の有効性を評価する非臨床薬効薬理試験を受託しており、サルのオリジナル病態モデルを利用した創薬初期段階の支援を行っています。バイオ医薬品(抗体医薬品)の薬効薬理試験では、ターゲットへの特異性が高いため、ヒトに近い抗体を持つサルが用いられており、需要の増加とともに技術者の確保が課題となっております。浜松ファーマリサーチでは、熟練した技術者により、中枢神経系、疼痛、循環器系などの様々な疾患領域における薬効薬理試験やMRI等の画像診断を実施し、オリジナルの病態モデルを開発しています。
シミックファーマサイエンスと浜松ファーマリサーチとの連携により、シミックグループは国内外でニーズが高まっているサルを用いた医薬品、医療機器の有効性(薬効薬理)や安全性を評価する創薬支援サービスの強化、拡充を通じて創薬基盤となる非臨床受託事業を伸長し、シミックグループの創薬プラットフォーム強化を図ってまいります。
2. 異動する子会社の概要
(1) 名称 | 株式会社浜松ファーマリサーチ | ||
(2) 所在地 | 静岡県浜松市北区新都田一丁目3番7号 | ||
(3) 代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 夏目 貴弘 | ||
(4) 事業内容 | 非臨床薬効薬理試験 | ||
(5) 資本金 | 30百万円 | ||
(6) 設立年月日 | 2005年11月1日 | ||
(7) 大株主及び持株比率 | 髙松 宏幸 100% | ||
(8) 当社との関係 | 資本関係 : 該当事項はありません 人的関係 : 該当事項はありません 取引関係 : 該当事項はありません 関連当事者への該当状況 : 該当事項はありません |
3. 株式取得の相手先の概要
(1) 氏名 | 髙松 宏幸 |
(2) 上場会社と当該個人の関係 | 資本関係・人的関係・取引関係・関連当事者への 該当事項はありません。 |
4. 日程
(1) 取締役会決議日 | 2023年10月26日 |
(2) 契約締結日 | 2023年10月26日 |
(3) 株式譲渡実行日 | 2023年10月31日(予定) |
5. 今後の見通し
2024年9月期の当社業績に与える影響は軽微であると思われますが、1.株式取得の理由で説明したとおり、将来的にはシナジー効果を発揮し、当社グループの業績に寄与するものと考えております。
以上
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