シミック、実践知を基盤とした「AI基本方針」を制定
— AI活用の経験を体系化し、責任あるガバナンスを確立 —
シミック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:片山俊二、以下、シミック)は、AI技術の責任ある活用を推進するため、「AI基本方針」を制定しましたのでお知らせいたします。
シミックはこれまで、AI活用に関する社内ガイドラインの整備、AIの適切な利用に向けた教育・トレーニングの実施、ツール導入を段階的に推進してきました。さらに、事業の高度化を見据え、エージェント型AIの戦略的導入をはじめとする先進的な取り組みにも着手しています。本基本方針は、これらの実践を通じて蓄積した知見をもとに、全社共通の価値観および判断原則として明文化し、AI活用のさらなる深化とガバナンスの確立を両立することを目的としています。
背景
AI技術は、業務の効率化や高度化に資する技術として急速に普及しています。一方で、情報セキュリティ、プライバシー、倫理・バイアスといった新たな課題も顕在化しています。
シミックは、医薬品・医療機器の開発および市販後活動の支援を担うCROとして、高い品質と信頼性が求められる事業を展開しています。また、クライアントの医薬品開発および市販後業務を迅速かつ確実に進め、患者さんへのより早い価値提供を実現するため、積極的なAI活用を経営方針として推進しています。このことから、事業特性を踏まえ、AI活用におけるリスク管理およびガバナンスの確保が不可欠であると考えています。
こうした認識のもと、シミックでは早期から、AI活用に関する理解の深化と運用基盤の構築を段階的に進めてきました。今回、それらを統合し、対外的にも明確に示すため、本基本方針を制定しました。
これまでの取り組み
シミックでは、AIの業務適用に向け、2023年よりグループ全体で以下の取り組みを推進してきました。
<ガバナンス基盤の整備>
- 2023年6月:生成AIの利用ガイドラインの策定・運用開始
- 2023年12月:シミックソリューションズ株式会社ICT部門主導でAI活用講座を開始、全社的なAIリテラシー向上を推進
<業務効率化に向けたツール導入と利活用拡大>
- 2023年10月:社内ChatGPTを導入
- 2023年11月:Microsoft 365 Copilotのテストユーザー募集を開始、実業務における検証を開始
- 2024年2月:Microsoft 365 Copilotを全社員へ展開し、日常業務での利活用を推進
<シミックにおける事業高度化に向けた先進的AI活用>
- 2025年12月:ライフサイエンス特化型AIプラットフォームを提供する米国Bluenote社と戦略的業務提携を締結。エージェント型AIを活用した規制関連文書の作成支援や品質管理の高度化への取り組みをさらに推進。
あわせて、各部門において文書作成支援、情報整理、社内コミュニケーションの効率化など、さまざまな業務領域でAIの活用を進め、ユースケースの蓄積を図ってきました。また、これらの取り組みを通じて、現在では全社員が日常業務においてAIを利活用する環境が整備されています。
これらの取り組みは、医薬品開発支援に求められる高い品質と信頼性を前提に、慎重な検証と適切な統制のもとで段階的に推進してきたものです。
AI基本方針の位置づけ
本基本方針は、シミックにおけるAI活用に関する最上位の指針として位置づけられ、既存のAIガイドラインおよび各種社内規程と連携しながら、AIの利活用の方向性を示します。
シミックは、ヘルスケア分野におけるAIの活用を通じて、生産性の向上および新たな価値創出を実現し、医療・健康の発展に貢献することを目指します。
本方針は、
- 人間中心・安全性
- 公平性
- ガバナンス・説明責任
- データ保護・セキュリティ
- 法令遵守・知的財産
- 人材育成とリテラシー
の6つの原則で構成されており、責任あるAI活用の基盤となる考え方を示すものです。
今後の取り組み
シミックではこれまでも、社内での活用事例の共有や教育・啓発を通じて、業務特性に応じた適切なAI活用の定着を推進してきました。
今後は本基本方針に基づき、エージェント型AIをはじめとする先進技術のさらなる活用拡大と、それを支えるガバナンス体制の強化を一体的に推進してまいります。また、社会的要請や技術動向を踏まえた運用ルールおよびガバナンス体制の継続的な見直しも行ってまいります。
シミックは引き続き、品質と信頼性が求められる領域において、透明性と倫理性を確保しながら、AIをはじめとするデジタル技術の活用を推進し、より迅速で高付加価値な医薬品開発支援を実現してまいります。
シミック株式会社について
シミック株式会社は、国内最大級のCRO(医薬品開発業務受託機関)として、医薬品・医療機器の開発から市販後までを一貫して支援しています。開発戦略コンサルティング、臨床開発(モニタリング、データマネジメント、統計解析、安全性管理)、薬事申請支援、市販後調査(PMS)まで、幅広いサービスをワンストップで提供します。
豊富な開発実績と国内外のネットワークに加え、デジタル技術の活用により、効率性と品質を両立した開発支援を実現。日本が直面するドラッグ・ロスの解消に取り組み、医療アクセスの向上に貢献しています。
詳しくはウェブサイトをご覧ください。
URL:https://www.cmicgroup.com/corporate/group-companies/cmic/
報道関係からのお問い合わせ先
シミック株式会社
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E-mail: press@cmic.co.jp