お客様が期待される薬効に最適なモデルを提案します。
特に呼吸・循環器系を得意とし、慢性閉塞性肺疾患 (COPD) に対する評価系は2011年2月に国内特許を取得しました。
シミックの薬効薬理試験・医療機器性能評価試験の強み
慢性閉塞性肺疾患 (COPD) に対する評価
モデル動物の呼吸機能、気管支肺胞洗浄液中炎症性細胞数、組織学的変化および平均肺胞径の変化に対する薬物の作用を検討します。
アレルギー性鼻炎モデルによる評価
- モルモットの抗原誘発即時型および遅発型反応
Ovalbumin (OVA) で感作したモルモットを用いて、抗原 (OVA) の鼻腔内投与により誘発した即時型および遅発型の鼻炎(鼻閉)反応、あるいは鼻腔への炎症性細胞浸潤に対する薬物の作用を検討します。 - ラットの鼻粘膜血管透過性
Ovalbumin (OVA) で感作したラットを用いて、抗原 (OVA) 誘発による鼻粘膜の血管透過性の亢進に対する薬物の作用を、鼻腔への色素漏出量を指標に検討します。
喘息モデルによる評価
- モルモットの抗原誘発即時型及び遅発型反応
Ovalbumin (OVA) で感作したモルモットを用いて、抗原 (OVA) の吸入により誘発した即時型および遅発型の喘息(気道閉塞)反応、あるいは気道管腔への炎症性細胞浸潤に対する薬物の作用を検討します。 - マウスの気道過敏性および気道リモデリング
Ovalbumin (OVA) で感作したマウスを用いて、抗原 (OVA) の吸入により誘発した気道過敏性反応、気管支肺胞洗浄液中細胞数、サイトカインおよび組織の変化に対する薬物の作用を検討します。さらに、長期抗原誘発した動物の気道リモデリングについても検討します。
非ヒト霊長類(NHP)病態モデルでの評価
試験に使用するカニクイザルは、脳の構造と血管支配、二足歩行が可能など解剖学的、またタンパク質の構造等(抗体の認識性、血液成分)生物学的にヒトと近似しています。受託可能な病態モデルには、滲出型/萎縮型加齢黄斑変性、変形性膝関節症、抗がん剤誘発神経因性疼痛、脳梗塞、パーキンソン病等があります。脳梗塞はFDA* がNHPの使用を推奨しており、NHPパーキンソン病モデルはヒトと同じ4大症状が出現する唯一のモデルです。
* FDA(Food and Drug Administration of the United States Department of Health and Human Service):米国食品医薬品局
NHP病態モデルのサービス詳細は、株式会社浜松ファーマリサーチのウェブサイトをご覧ください。
主なサービス内容
呼吸器系評価試験
- 鼻炎、喘息、慢性閉塞性肺疾患 (COPD) 、肺線維症モデルなどを経験豊富な研究者が実施。特にCOPDに対する評価において、タバコ液投与モデル(モルモット)、タバコ煙曝露モデル(マウス、ラット、モルモット)など、病態程度の異なるモデルが使用可能。
循環器系評価試験
- 心不全モデル、高血圧モデルの作製評価。
- テレメトリー法、テールカフ法による降圧評価(ラット、イヌ、サル)、X線検査、超音波診断(エコー)、ホルター心電図検査などを利用した特殊評価。
- 吸入麻酔下における心機能評価(活動電位、有効不応期等の催不整脈作用評価)。
眼科評価試験
- 角膜上皮剥離モデル(ウサギ)
- 滲出型/萎縮型加齢黄斑変性モデル(サル)
- 緑内障モデル(サル)
消化器系評価試験
- インドメタシン胃潰瘍モデル(ラット)
- 塩酸エタノール・塩酸アスピリン・モノクロラミン・虚血-再灌流誘発胃粘膜損傷モデル(ラット)
- 酢酸誘発大腸炎モデル(ウサギ)
- 潰瘍性大腸炎モデル(サル)
中枢神経系評価試験
- パーキンソン病モデル(サル)
- 脳梗塞モデル(サル)
疼痛評価試験
- 抗がん剤誘発神経因性疼痛モデル(サル)
- 変形性膝関節症モデル(サル)
- 痒みモデル(サル)
- 腰痛モデル(サル)[開発中パイプライン]
腎障害評価試験
- シスプラチン・ゲンタマイシン・虚血/再灌流腎障害モデル(ラット)
- アデニン誘発腎障害モデル(マウス、ラット)
- 腎障害/腎不全モデル (サル)[開発中パイプライン]
スキンケア評価試験
- 育毛、発毛、美白、保湿の各種モデル動物を用いた試験を実施。
その他評価試験
- 担癌モデル(マウス)
- マイクロミニピッグ、ミニブタ、家畜ブタによる評価試験
非げっ歯類の代替動物として、サイズや取り扱いやすさが特徴のマイクロミニピッグの基礎データを収集し、試験・試験サポートを提供しています。
ミニブタ、家畜ブタを使った医療機器の評価も行っています。
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