2019年2月28日
シミックヘルスケア株式会社
自己採取HPV検査「SelCheck 子宮頸がん」サービス開始
子宮頸がん検診の受診率向上を目指して
シミックヘルスケア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:慶野晋一、以下「シミックヘルスケア」)はこのほど、自己採取HPV検査「SelCheck 子宮頸がん」サービスを開始したことをお知らせします。シミックヘルスケアは、健康保険組合や企業、自治体、一般コンシューマの皆さまに対して、本サービスを婦人科検診や健康診断のオプションとしてご利用いただき、子宮頸がん検診などの受診率向上に寄与し、子宮頸がんの早期発見に貢献します。健康増進やコラボヘルスを推進する企業および健康保険組合に加え、薬局を通じて一般コンシューマへの販売を行います。
「SelCheck 子宮頸がん」は、検査申込者ご自身で検体を採取・郵送する自己採取HPV検査のサービスです。自宅に届く検査キットを使い、ご自身でサンプルを採取し、シミックグループの検査機関に郵送します。申し込みと結果の確認は、Webサイトで行えます。検査結果は、陽性もしくは陰性、測定不能のいずれかでお知らせします。陽性の場合は、ウイルスタイプ(ハイリスクである16型または18型、その他)も報告します。
本サービスは、検査を受けた方のフォローアップが充実している点が特徴です。検査陽性の方には、看護師による無料相談サービスおよび精密検査のための医療機関検索サービスを提供します。2018年に公開された国立がん研究センターの子宮頸がん検診ガイドラインの改定案では、自己採取HPV検査を推奨する一方で、陽性判定後に精密検査を受ける仕組みづくりに課題があると指摘しています。シミックヘルスケアも、検査後のフォローアップを重要課題と認識しており、検査陽性の方が積極的に医療機関を受診できるよう、十分なサポートを提供します。
「SelCheck 子宮頸がん」はすでに、複数の健康保険組合や大手薬局で採用の実績があります。全国の薬局では2019年4月より販売予定です。当社が運営するヘルスケアポータルサイト「HelC+」(ヘルシー)では、2020年以降に取り扱います。
シミックヘルスケアは今後、「SelCheck」を自己検査キットシリーズとしてブランド展開する計画です。慢性腎臓病や睡眠、精神疾患、乳がんなどさまざまな疾患や兆候へ適用し、早期発見や重症化予防に貢献します。
参考
SelCheck 利用の主な流れ
お申込みWEBサイト
https://selcheck.com/
検査キット
(採取ブラシ、説明書、返信用封筒)
子宮頸がんについて
子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部に発生するがんです。発生原因の多くにヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しています。HPVは、性交渉によって感染すると知られており、HPV感染そのものは珍しくありません。感染しても、多くの場合は自然に排除されると考えられています。HPV感染が排除されずに、感染が持続することで、一部に前がん病変や子宮頸がんが発症すると考えられています。
子宮頸がん進展のメカニズム
子宮頸がん検診について
日本国内の子宮頸がん検診の受診率は37.7%と、他国と比較して低いことが報告されています(OECD Health Data 2013より)。特に、20~30歳代の子宮頸がんの罹患率が急増しているにもかかわらず、20歳代の受診率は22.2%、30歳代でも40%に達していない状況(日本医師会ホームページによる)で、受診率は低い状態で推移しているのが現状です。受診率の向上対策が求められています。
20-69歳 女性の子宮頸がん検診受診割合(2013年)
子宮頸がん検診 受診率
シミックヘルスケア株式会社について
シミックヘルスケアは、シミックホールディングス株式会社の100%子会社として、患者さんに対するサービスやソリューションを提供する企業であり、看護師や薬剤師、臨床検査技師、管理栄養士等がメインで運営するメディカルコールセンターおよびポータルサイト「HelC+」(ヘルシー)、服薬アドヒアランスや通院継続を支援する患者サポートプログラムを主事業としております。詳しくはホームページをご覧ください。 https://www.cmic-healthcare.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先
シミックヘルスケア株式会社 セルフチェック事業部
Tel: 03-6779-8129 / e-mail: consumer-salesG@cmic.co.jp
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