コンプライアンス
シミックグループは、法令を遵守し、社会倫理に従って企業活動を行うための基本的な指針「シミックグループ行動規範」を定めるとともに、シミックグループ方針・規程を整備し周知徹底しております。また、行動規範および各グループ方針・規程に基づく考え方をより具体的に示したコンプライアンスハンドブック「CMIC WAY」を作成し、イントラネットに掲載しシミックグループの役職員に周知しています。更に、定期研修を実施することで、役職員の意識が向上し、コンプライアンスに基づく業務遂行できるよう努めております。役職員のコンプライアンスに対する認識は、コンプライアンス意識調査を定期的に実施することで確認しております。コンプライアンス違反の発生または懸念がある場合に備え、「シミックグループ内部通報窓口」を設置し、懸念を相談しやすい職場環境を整備し、コンプライアンス上の問題の早期発見、対処、発生防止等に努めております。
コンプライアンスへの取り組み
コンプライアンス研修
シミックグループでは、年1回グループ全役職員を対象とした「企業倫理・コンプライアンス研修」を実施しています。研修の成果は、役職員一人ひとりのマインドセットの基礎となり、グループ全体のコンプライアンス経営につながることが期待されています。
項目毎の受講率
2021 | 2022 | 2023 | 2024 | |
---|---|---|---|---|
コンプライアンス | 96.0% | 97.7% | 98.8% | 98.0% |
個人情報保護 | 96.1% | 97.5% | 98.9% | 98.0% |
クオリティマネジメント | 96.3% | 97.3% | 98.5% | 97.7% |
利益相反の管理/贈収賄の防止 | 96.5% | 96.9% | 97.8% | 97.3% |
情報セキュリティ | 98.6% | 96.6% | 97.3% | 96.9% |
ハラスメント防止 | 98.5% | 95.9% | 95.6% | 95.5% |
コンプライアンスハンドブック
コンプライアンスへの意識強化に向けた取組の一環として、「コンプライアンスハンドブック」を作成し、イントラネットに掲載しグループ全役職員に周知しています。
このハンドブックは、役職員が法令や社内ルールを守り、社会常識にのっとって行動するための具体的な基準を把握し、自らの行動や倫理観を自己診断できるような事例を数多く設けており、これによりコンプライアンスに関する理解の向上と一層の浸透・徹底が図れるように工夫しています。
内部通報窓口を設置
コンプライアンスに関わる各種事案に対して、全ての役職員から幅広く報告・相談を受付けることを目的に、「シミックグループ内部通報窓口」を設置しています。窓口はシミックグループ内外に設置し、不正・不祥事の予防、早期発見に努めています。
件数及び種類
(単位:件数) | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
---|---|---|---|---|
職場環境全般 | 4 | 3 | 1 | 11 |
ハラスメント関連 | 29 | 34 | 16 | 19 |
その他 | 23 | 20 | 43 | 24 |
合計 | 56 | 57 | 60 | 54 |
懲戒処分の種類と件数
(単位:件数) | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
---|---|---|---|---|
解雇 | 0 | 1 | 0 | 0 |
上記以外 | 6 | 8 | 8 | 3 |
イントラネット
シミックグループの全役職員がより良いコンプライアンスを推進していくために、コンプライアンスに関する資料・参考情報・Q&A等をイントラネットにて公開し、常に最新の情報を閲覧できるようにしています。
シミックグループ行動規範
シミックグループでは、企業活動を行う上で法令を遵守し、社会倫理に従って行動するという観点から、グループ全役職員が従うべき基本的な行動規範として「シミックグループ行動規範」を制定しています。
贈収賄防止への取り組み
シミックグループでは、シミックグループ贈収賄防止方針を定め、事業を展開する国・地域に適用される贈収賄および腐敗禁止に関する法令・規制等を遵守し、体制を整備の上、高い倫理の下事業を適正に遂行します。
利益相反への取り組み
シミックグループでは、シミックグループ利益相反管理方針を定め、事業を展開する国・地域に適用される利益相反に関する法令・規制または事業に関連する各種ルール等を遵守し、体制を整備の上、高い倫理の下事業を適正に遂行します。
動物愛護への取り組み
シミックグループでは、動物愛護に関する法規やガイドラインを遵守するとともに、動物福祉の精神のもと、シミックグループ動物を用いた試験に関する方針を定めております。 シミックグループの施設で飼育・管理する動物を用いた試験について「3R」(「Replacement(代替法)」「Reduction(数の削減)」「Refinement(苦痛の軽減)」)に基づいて実施します。また、「プラス1R」(「Responsibility(説明責任)」)として、試験責任者あるいは飼育管理者は試験あるいは飼育管理に関する説明責任を果たします。 これらの履行を第三者が検証するものとして、国際実験動物ケア評価認証協会(AAALAC)の完全認証を継続して取得してまいります。
AAALAC認証取得 | シミックファーマサイエンス株式会社 山梨県北杜市 研究所 |
株式会社浜松ファーマリサーチ 静岡県浜松市 |
個人情報への取り組み
シミックグループでは、「シミックグループ個人情報保護方針」を定め、事業を展開する上で取り扱う個⼈情報の重要性を認識し、個⼈情報の保護に努めます。
人権への取り組み
シミックグループでは 、経営理念 である CMIC’S CREEDにおいて「一度しかない人生を、年齢や性別、人種に関わらず、誰もがその人らしくまっとうしていくために、ヘルスケア分野に革新をもたらすこと」を掲げています。その実現のために、「シミックグループ人権方針」を定め、すべてのステークホルダーの人権を尊重します。
報告体制
コンプライアンス・倫理・人権等に対する問題及びリスクについては、内部通報窓口の設置、インシデント報告を実施し迅速に対応する体制を整えております。
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